【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

 

台風オデット（国際名：ライ　）は2021年12月16日にフィリピンを襲い、およそ400人の命が奪われました。

中部ビサヤ地方の広範囲がこの台風の影響を受けました。

台風発生から3年目の節目である12月16日に、ボホール州のイナバンガ北中央校は、台風オデットを振り返る行事を開催しました。このイベントは「台風オデットを忘れない：レジリエンスと希望への賛辞」と題され、地域の人々も一堂に会し、壊滅的な台風の被害を受けた人々のレジリエンスを称える機会となりました。SEEDS Asiaは、この意義深いイベントに、パートナーとして見学しました。

 

イベントでは、イナバンガ北中央校の児童生徒が参加する創造的な活動が行われました。ポスター制作コンテストと替え歌コンテストが主なプログラムとして実施され、児童生徒たちはオリジナルの歌詞を作成し、ポスターを通して表現豊かなビジュアルを描き出したり、台風オデットでの経験を歌詞にした替え歌にパフォーマンスに振り付けを加えたりしました。

 

 

バランガイ・ラパカン・ノルテの職員キンバリー・コンチャス氏やPTA会長アナ・ベア・M・ヴィトール氏の出席もあり、このイベントは地域の連帯、レジリエンス、そして助け合うことの大切さが強調され、今後のあらゆる災害への備えをみんなでしていこうと一致団結する場となりました。

 

 

SEEDS Asiaは、災害に対するレジリエンスへの揺るぎない精神と取り組みを示したイナバンガの生徒と地域社会を称賛するとともに、過去の災害の継承に係る現地の方々による取り組みを見学する機会をいただけたことに感謝を申し上げます。