東京倶楽部助成事業成果報告会:「高校生の日比交流から得た気候変動・防災の学びとこれから」を実施しました🎦
2024年10月28日、日本とフィリピンの高校生による事業成果報告会がオンラインで実施されました。両国の高校生が、事業を通じて何を体験し何を学んだのかを発信し、事業のアウトプットとして作成したアクションプラン「通称:ヒメバンガプラン」を10月28日のFacebook Liveにて発表しました。
冒頭には、一般財団法人東京倶楽部の支配人である川崎様からの応援メッセージをいただきました。この場をお借りして改めて感謝を申し上げます。
これから、発表したヒメバンガプランをもとに、高校生自らが身近なところから社会変革の一端を担っていくことを期待しています。また、当日の動画記録はこちらからご覧いただくことができますので、是非ご覧いただければ幸いです。
本事業の申請にあたり、ご推薦をいただきました東京倶楽部会員の藤本進様、京都大学防災研究所教授である牧紀男先生に心より深く感謝を申し上げます。
参加した日本の高校生からは、以下のような感想が寄せられています!
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地震の知識はあったのですが、気候変動についての知識は全くありませんでした。ですが、フィリピンとの交流を通して気候変動に対して対策をすることが大事なこと、またこの活動を次世代にも伝えて行かなければならないのだと明確に感じるようになりました。そして、将来にもこのことを繋いでいきたい、これを今度は私からみんなに伝えていけるような人になりたい(そのようなお仕事にもつきたい)と思うことができました。
また、フィリピンの気候変動に対する対策では、学校で取り組みやすいアクションプランを考えていて、是非参考にしたい!と思った案を取り入れて改善していくことでより良いプランができていくような変化も感じました。この交流プログラムに参加させていただいたお陰で、本当貴重な体験をさせていただきました。
気候変動についてはスマホで調べれば沢山情報は出てきますが、やはり実際に訪れて話を聞き、地球温暖化による現状を目の当たりにすることで、地球温暖化対策を私たちが必ず解決していかなければならない、そしてこのことを未来に次世代にも伝えていかなければいけないと強く感じることができました。また、私たちがどのようにしたら学校でもみんなが取り組んでくれやすくなるのか頭を悩ませていたのですが、フィリピンと交流していくにつれて、ゴミ箱の分別など身近なところから考える案を聞いてこのような解決方法があるのかと新しく学び、これからの活動に繋がるような案が多かったです。
また、英語は少し分かる程度で話すことに全く自信がなかったのですが実際に喋るとみんなが頷いて聞いてくれて、また、このように話すんだよと教えてくれたり、沢山反応してくれたお陰で英語を話すことへの自信がつくようになり、楽しく話すことができるようになりました。また、自分がどのような人になりたいのか悩んでいたのですが、このプロジェクトを進めているうちに、私からこの気候変動のことを伝えられるような、日本と海外を繋いでいけるような人になりたいとはっきり決めることができました。 -
日本はフィリピンと同じように地震大国であって、学校でも、学ぶ機会が何度もあり、私たち地域創生も家族も地震については知識があり、行動にも移せるようになりました。 ですが、気候変動についてはまだ浸透し切っていないのかなと思います。わたしも、フィリピンの交流会を通じて、こんなにも気候変動は身近な物で、刻一刻と状況は悪くなっていっていることをはじめて実感しました。 このことから、私は気候変動のことを地震の時と同じように、家族から広めていきたいと思っています。
また、シーズアジアの皆さんや、イナバンガの皆んなと出会えたことが嬉しかったです。気候変動に真摯に取り組む姿をみて、私も行動しないとなと思わされました。たくさんの人に出会って、色んな視点の話を聞いて、前よりも視野が少し広がったのもよかったことです。 -
海外に行くという貴重な体験をできてよかったし、普通の旅行だったらいけないような場所に色々と行かせてもらい、自分の視野が広がったなと思います。大津山さんが「ラッキーな体験をしたらそれを伝える義務がある」と言っていてその通りだなと思ったので、来年自分が新一年生に今回の経験を教えないとなと思いました。
前までは、防災についてしか考えてなかったが今回のフォーラムを通して気候変動にも興味をもち、地震などでフィリピンも日本と同じように土砂災害などの被害をあると知る事ができ、様々な視野が広がりました。