日本とフィリピンの高校生によるお互いのまちの災害リスク・対策に関する学び合い【日本×フィリピン】
5月8日、兵庫県立姫路商業高校地域創生部とフィリピンのボホール島にあるイナバンガ北中央校はオンラインにて交流をし、災害リスクや個人での災害への備えについて紹介しあいました。このオンライン会合は東京倶楽部様ご支援による「フィリピンと日本の高校生の交流を通じた防災分野の若手人材交流・育成事業」の一環として行いました。
それぞれの学校が用意をしたプレゼンテーションでは、姫路商業高校からは過去の洪水被害や南海トラフ地震に関する予測、姫路の文化、地域創生部の活動について発表があり、イナバンガ北中央校からは、2021年の台風オデットでの被害や火事のリスク、気候変動適応・緩和としての植樹活動や清掃活動等の紹介がありました。
また、個人レベルでできるリスクへの対応策として、お互いの非常用持ち出し袋・防災バッグを見せあい、それぞれの防災対策について学びました。防災バックに加え、熱中症対策、最近の日本での災害、フィリピンへの渡航時に必要なもの等、さまざまなトピックに関して質問をしあい、防災の学びを深めつつ、英語を使って伝え合う機会となりました。
最後に、姫路商業高校の米谷校長先生からは、タガログ語を交えた英語のご挨拶があり、その中でマイケルジャクソンの「Heal the World」の一節「make a better place, for you and me and the entire human race♪」を口ずさむと、フィリピンの高校生も一緒に歌い始め、オンラインながらも会場が一つになったような気がしました。
今後も引き続き両校はオンライン交流を通し、両国での災害に対する理解とコミュニケーション能力を高め、今年の夏にボホール島・イナバンガにて対面交流を行う予定です。
本事業は、東京倶楽部様からの助成金をはじめ、みなさまからのご寄付などを活用して実施します。一人でも多くの高校生が参加できるよう、現地派遣へのご支援・ご協力をお願いたします。
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2024/05/10