外務省主催「日本・モンゴル学生フォーラム―自分と未来は変えられる 日モの学生でSDGsを考えよう―」の合宿研修【日本/本部】
9月23日から25日にかけて、外務省主催「日本・モンゴル学生フォーラム―自分と未来は変えられる 日モの学生でSDGsを考えよう―」の合宿研修が那須高原で開催され、事務局長の大津山光子が講師として参加し、「防災」チーム(13名:モンゴルからの留学生4名、日本人学生9名)のワークショップを担当しました。
防災は、地球規模で発生しているコントロールの難しい大きな事象の中で、「『わたし』という小さな存在に一体何ができるのか?」を考えなければならない難しいテーマです。しかも、初めて出会ったメンバーが、限られた時間の中で、①現状把握から課題の発見・設定、②多様な関係者の利益・思惑を踏まえながら、③要因分析をもとに目標・指標を設定し、④両国で全員別の場所で学んでいる学生さんたちが遠隔でも一緒にできる活動内容を考案し、⑤そのアウトプットやアウトカムを含め計画していく作業は、きっと至難の業であったと思います。さらには能力・意欲共に高い学生さんが集まっており、国際協力の分野で使用されているProject Design Matrixに落とし込む作業までやり抜く経験したことで、事業計画に必要な基本事項を実践で学ぶ機会となりました(一日の作業量としてはオーバー気味だったかもしれませんが)。
日本・モンゴルの学生さんが感じていた「気象や災害に関わる情報の分かりにくさ」をどう乗り越え、表現し、防災意識の向上につなげるか。今後の活動が楽しみです。本フォーラムでサブテーマとして掲げられていた「自分と未来は変えられる」のとおり、まさに「目指したい未来」に向けた小さな実践を、国籍を越えたチームみんなで積み重ねていくきっかけになったのではないでしょうか。これからのアクションが始まり、持続していくことを願って止みません。
最後に改めて本フォーラムの講師としてお招きいただきました外務省様、またお世話になりました関係者の皆様、そして防災チームの学生の皆様に改めて感謝申し上げます。
尚、NHKにて報道されたようですので、下記リンクにてご案内を申し上げます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220924/k10013834061000.html