防災教育及びコミュニティ防災検討会(AC)及び教育ワーキンググループ(E-WG)による合同会議【ベトナム】
2015年1月24日、防災教育及びコミュニティ防災検討会(AC)及び教育ワーキンググループ(E-WG)による合同会議を実施しました。第1年次事業では、クアンナム省6郡の防災モデル校による第1回目の防災教室を実施しましたが、クアンナム教育訓練局(DOET)及び各学校の校長よりその結果が報告されました。また、次回2回目の防災教室をより効果的に展開するため、特に指導方法や内容が優れた教員による情報共有も行いました。
写真:クアンナム省教育訓練局(DOET)副局長のChinh氏より開会の挨拶
DOETのLOC職員より「防災教室を実施する方法は、伝統的そして通常の授業とは全く異なる。また全体的な評価として、防災教室は我々教師と生徒の両方に対して初めての試みであったにも関わらず、とても良い結果が得られた。」とコメントがありました。
写真:DOET中等部副室長、Loc氏による、防災教室の結果報告
ヴァンタントゥン小学校教頭のヒエンさんより、「シーズアジアが実施したE-WGの研修に参加していない教員も、今回の防災教室に参加しました。そして、当校ではこれまで全ての教員が防災教室に参加しましたが、それにより自然社会の授業に防災教育を導入することができるようになるでしょう。」とコメントがありました。
写真:ヒエン教頭による学校防災教育の報告
シーズアジアは、防災教室実施中及び実施後に、各学校の教員と会議を行い、1時限の授業の中で、より効果的なレッスンプランや教員スキルの向上について話し合いました。
(グエンフエン中学校(ヌイタン郡)のフン教員より、「次回、防災教室を実施する前に、各教員によるデモンストレーションを実施し、他の教員からコメントを受けられるようにしたい」と提案がありました。
写真:フン先生の発表
また、ファンディンフン中学校(タンビン郡)のマン教員より、「洪水の講義とビデオショーを実施しましたが、生徒に洪水のメカニズムを知ってほしいと思いました。授業では、2つのグループに分け、洪水模型を実際に使ってもらうことでより理解が深まるよう工夫しました。
写真:ファンディンフン中学校、マン先生
本会議の最後、シーズより第2年次の活動内容の発表を行いました。その中で、コミュニティワーキンググループと連携した防災教育活動の必要性について説明をし、参加者より理解と合意を得ました。
今回の会議では、各担当者の積極性と実施における困難な点、さらには一丸となって取り組むことへの理解があったため、とても有意義な会議になりました。