地域(T)でのコミュニティのワークショップ開催 / サンドバックおじさん、再び登場
ご無沙汰しております。
こちらはテトの休暇も終わり、街もようやく活気付いてきました。
ご報告遅くなりましたが、
前回行われた防災計画を基にプランを立て、
2箇所の地域で、防災ワークショップを開催しました。
今回は12月に行われた地域(T)で、
防災ワークショップのご報告をいたします。
地域(T)では、人民委員会の方たち自らが中心となって
ワークショップが行われました。
まず、この地域は海に近いこともあり、
「頻繁に来る台風や洪水だけでなく、地震や津波についても勉強しよう!」
ということで、人民委員会の職員の方が準備をしてくれて、
講義が行われました。
確かに、地震や津波が「絶対に来ない」
という保障はどこにもありません。
自発的にトピックに挙げてくれたのは、
SEEDS の私たちとしては嬉しいことでした。
次に、土嚢作りの講習が行われました。
そして、なんと、あの、サンドバックおじさん、が再び登場!
今日はこころなしか、以前お会いしたときよりも、若々しく見えました。
前回は学校の先生方や生徒対象でしたが、今回は地域住民対象。
最初は「サンドバックなんて、そんなこと知ってるよ」と、
それほど乗り気でなかった参加者でしたが、
さすが、ベテランサンドバックおじさん!
砂の入れ方、結び方、置き方などの詳細なテクニックや、
様々な使用法が伝授されるに従って、
参加者はどんどん積極的になりました。
砂を入れる |
テクニックの伝授するおじさん |
土嚢の結び方 |
土嚢の置き方 |
土嚢の積み方 |
最後には
「今まで土嚢作りなんて簡単だと思っていたけれど、
意外と奥が深くて勉強になった」
とかなり好評でした。
ちなみに、サンドバックおじさん、
なぜかSEEDSのスタッフの土生さんが大好きみたいです。
土生さんと一緒に写真をとるとき、
どうやら、自分の息子みたいに思えるそうです。
そして、私、大西ともパチリ
私もサンドバックおじさんのファンなんだけど・・・、
残念ながら娘には思えなかったかな(笑)
次に、防災マップ作りでは、
「どのエリアが危険か、またどうやって避難するか、
またどこに避難したらいいか」
ということを住民自身で話し合ってもらいました。
危険なのは海に近いところ、また、
家があまり丈夫でないところ、
など場所だけでなく建物の構造も関わってきます。
発表 |
やはり、どのエリアが特に台風の影響をうけやすいか、
は彼ら自身が一番分かっていることです。
大切なのは、彼ら自身で「どうしたらいいか」
ということを話し合い、
実際に台風が来たときに対応できることで、
私たちはそのようなお手伝いができればと思います。
応急処置 |
最後に、応急処置に関するトレーニングを行いました。
皆さん、一日かけたワークショップでしたので
少々疲れ気味でしたが、
最後までトレーニングを受けてくれました。
人民委員会の代表の方からは、
「これからもぜひぜひSEEDSと一緒に防災の活動を続たい」
とおっしゃっていただきました。
次回は地域(H)での防災活動の報告をいたします。
シーズのウェブサイトはこちら↓です。
https://www.seedsasia.org/