【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

第2回防災授業が、2013年4月一杯、ダナン市防災教育拠点学校で開催されています。

初回は昨年11・12月に、今回は更に教師が授業内容・方法に工夫を凝らし展開されています。

参観した授業は初回とは比較にならないほど創意工夫がなされ、参観者を何度も唸らせました。

その中で見た授業の質の高さを表す生徒の積極的な姿勢を幾つか紹介したいと思います。

その１：＜地震＞の授業が終わるや否や、教壇横に置かれた模型に多くの生徒がどっと集合。

模型そのものを見るのに慣れていない生徒は、決して触れたりはしないのですが、地震対策前後を示す二つの家屋内を覗き込み、何やら真剣に話し合う姿が見られました。

その２：＜地震＞の授業終了後、ダナンで経験しない地震に興味を持った生徒が、熱心に教師に質問をする姿が見られました。

その３：＜洪水＞の授業時、生徒が教師の代わりに教壇に。模型に水を流し、

洪水対策有無の家にどのような変化が見られるかを、他の生徒にプレゼンする光景が見られました。

上記１・２は生徒の自発的な活動であり、３は教師の授業展開の工夫です。このような生徒の主体性をみる風景が、今月一杯続く防災授業展開で更に見ることができることを大いに期待して

ます。