クアンナム州教育職員への防災教育研修実施
昨年7・8月、ダナン市の防災拠点学校7校88名の教員に実施してきた防災教育訓練(TOT)。
これを、今回、ダナン市から更に南部のクアンナム州教育職員37名に2日間(4月3・4日)の日程で開催しました。
昨年のTOTは、SEEDS Asia(SA)職員主導で実施されました。
その後、受講教師は各校で生徒相手に防災クラスを展開。結果、学校とSAが合同で授業内容・教授法で秀でた教員4人を選びました。
今回のTOTはこの4人の教師が中核となり、研修を進めたものです。
思わず、<ブラボー!>。
下記3点、読んでみて下さい。
(1)昨年は受身の姿勢だった4人の先生が、その後開催された防災模型・補助教材開発コンテストや弛まぬ防災教育への向上心を通してクオリティの高い防災プレゼンやゲームを披露してくれ、参加クアンナム州教育職員を唸らせました。
(2)嘗て文字のみで表示していたプレゼンシートには効果的な写真やイラストが挿入され、受講者の目を釘付けに。更に、生徒を災害から守りたい教師の熱い思いから来る生きた言葉が、受講者の注意を引き付けました。
(3)海岸線から100M、自然被害を受けやすい学校の教員が、考えから行動に結びつくペープサ-トを取り入れたゲームを考案。これには、SEEDS Asiaが防災教育で考慮した4過程(K:知識、I:興味、D:願望、A:行動)が全て含まれている優れもの。これには、どの受講者も生徒の如く、真剣に参加していました。
多くの成果と驚きを残してくれた今回のTOT。長時間かけ遥々クアンナム州からダナンに集ってくれた学校関係者職員の心に、強い防災教育への思いを抱かせたことは確実。講師になってくれたダナン4先生に感謝すると同時に、この嬉しい報告ができることにも感謝しています。
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2013/04/11