フィリピン事業概要 II(2017年~2020年)
2017年に終了したJICA草の根技術協力事業に続き、学校の防災管理(マネジメント)を強化する事業を引き続き草の根で実施しました。「包括的な学校安全の枠組(Comprehensive School Safety:CSS)」や、それに準拠したフィリピン教育省独自の「基礎教育における包括的な災害リスクマネジメント枠組」にならって、防災教育(子どもへの教育)→防災管理(学校としての体制)にシフトしたのです。
JICAセブ事業説明資料この事業では、
・学校防災管理を指導するチームの能力向上
・10のパイロット校にて、平時の安全点検のマニュアル化
・10のパイロット校にて、災害時の災害対応のマニュアル化
・10のパイロット校にて、地域との連携による防災訓練
・上記の成果の広い共有
防災は学校だけの問題ではなく、地域社会の問題です。この認識を共通とし、多くの地方自治体が事業の改善に協力して下さったのが特色です。また、先行事業と同じく、兵庫県教育委員会の阪神・淡路大震災後の学校防災の取り組みを参考にするため、専門家派遣や訪日研修を通じた実践者同士の交流を促しました。
Tags:
2021/12/01