【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

奈良教育大学での講義【日本】

奈良教育大学のキャンパスで暮らしている鹿

奈良教育大学のキャンパスで暮らす鹿。草をむしゃむしゃと美味しそうに食べています。

 

6月20日、奈良教育大学及川幸彦准教授(SEEDS Asia 理事)が担当する「ESD*と防災」という授業で講義の機会をいただきました。
Education for Sustainable Developmentの略

 

講義では、キャリア選択の経緯や海外での防災支援の活動内容、そして多様なリスクへの対応、という3つの構成でお話をしました。

 

偶然にも、6月20日は「世界難民の日」だったこともあり、自分のまち、自分の国から避難せざるを得ないミャンマー子どもたちの現状についても紹介しました。少しでも遠い国の知らない誰かにも思いを巡らせる時間となっていれば、と切に願っています。

 

また、講義の最後に「インターンは誰でも参加できますか」といったご質問をいただきました。この講義を機会に、関心を他の国にも広げ、「自分にできることは何か」を考え一歩を踏み出す機会になれば、この上なく嬉しいです。

 

最後に、講義の機会をいただいた「依頼者の声」として、及川先生の声を以下、ご紹介いたします。

 

“ 昨日の授業は、単発の「講演」ではなく、「ESDと防災」という15回シリーズの一環としての外部講師の「講義」の位置づけでした。この中で、私がSEEDS、大津山さんに外部講師として依頼したのは、主に3つの理由です。

 

➀この授業は、SDGs/ESDの観点で防災・減災教育を学ぶ講座なので、SDG11の防災・減災を、日本だけでなく、海外とりわけアジアの災害の状況と防災教育の情報や取組を学生に伝え、グローバルな視点で防災・減災教育をとらえてほしいと思ったからです。

 

➁本学は教員養成大学ということもあり、兎角、学びが学校教育にフォーカスが当たりがちになります。しかしESDも防災・減災教育も、公教育(Formal Education)のみならず、Non-formal、Informal教育があってこその取組であり、実現可能になる部分が大きいのです。その意味でNPOのSEEDS Asiaが、それこそN助(自助・共助・公助の枠組みを超えるネットワークのチカラ)として機能し、国内外(特にアジア)の防災・減災やBBB(よりよい復興)、そして未来づくりに貢献していことを具体的な実践例をもって学生に学んでほしいと思ったからです。

 

➂最後に、これは、授業のねらいやSEEDSというよりは、事務局長である大津山さんの招聘理由としてです。本学は女子学生の比率が高いので、ジェンダー平等指数が低い日本においても、国際や防災の世界でも女性が活躍している大津山さんの姿を見てもらい、卒業後のキャリアデザイン・デベロップメント、そして生き方の参考にしてほしいと思ったからです。”

 

 

貴重な機会に心から感謝申し上げますと共に、学生の皆様のますますの視野が広がる機会となっていることを願って止みません。有難うございました!

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2024/06/21

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