ミャンマー情勢と活動状況(2~3月)【ミャンマー】
ご心配・ご支援頂いている皆様へ
2月1日以降、国内でも報道されているミャンマーにおける非常事態にあたり、お問い合わせやご心配を頂き有難うございます。刻々が情勢が変化し、混乱を極めておりますが、現地のエヤワディ地域ヒンタダ地区の建設管理事務所(日本人専門家駐1名、現地スタッフ3名)、ヤンゴン事務所(現地職員4名)、職員全員の無事を日々朝昼夕に確認しています。今後も安否確認、情報収集をおこなうと共に、スタッフや家族の安全確保に十分注意しながら、現地状況の把握に常時努めて参ります。
私たちは今までも、そしてこれからも、ミャンマーの方々の安全と幸せを強く願っています。
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▼2月1日
日本時間朝8時に現地駐在専門家とLINE通話。日本時間10時には現地との連絡が不通になる。日本時間16:00頃回復。ATM閉鎖。
▼2月4日
FBにて状況の報告開始
夜8時になると市民が鍋や金物を家から叩き、抗議の意を示すようになる。
▼2月6日
ヤンゴン市内で市民による市民不服従運動や抗議デモが大規模に開始される。
▼2月9日
デモ参加中の19歳女性が銃撃される。
▼2月12日
恩赦として刑務所に入っていた23,314人が釈放される。
各地で犯罪防止のため夜の見回りなどをおこなう自警団が組成された。
▼2月13日
法律の一部条項停止によって裁判所の許可なく逮捕が可能になる。
▼2月14日
ヤンゴン市内に装甲車が出回るようになる。
▼2月26日
市民の抗議活動への弾圧が強化され、現地の情勢が悪化の一途を辿っていることから、ヒンタダ地区にて建設監理専門家として長期派遣していた邦人専門家を、商用便にて帰国させる。今後、リモートにて可能限り業務を実施する。日本国内への入国に当たっては、コロナ禍における日本の水際対策と団体の「新型コロナ等感染症に関する行動指針」に従い、感染予防と拡大防止を徹底する。
日本人記者が一時的に逮捕される。
▼2月28日
催涙弾やゴム弾が使用されるようになるなど、抗議活動への弾圧が強化される。
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▼3月1日
銀行引き出し金額についての制限の通達がある。
▼3月2日
ヤンゴン並びに各地方で、市民不服従運動と正義を求める抗議活動が継続。現地事務所の位置するフライン地区でも交通規制の他、発砲や催涙弾などの使用が多数報告される。外出が命の危険を伴うため、資金、人、モノの移動が非常に困難な状況が続いている。
▼3月16日
ヤンゴン並びに各地方で市民活動が継続しており、発砲による市民の死亡や拘束件数がさらに増加している。ヤンゴン市内6地区(フラインターヤー、シュエピータ、ニューダゴン(北)、ニューダゴン(南)、ダゴンセイッカン、北オカラッパ)に戒厳令が発令される。また、地域・回線・時間帯により、特に携帯のモバイルデータ通信が遮断されている。そのため、Wifi設備のあるスタッフや国際電話によって、各スタッフの安否確認をおこなうようになる。
▼3月18日
建設現場を一旦停止とし、ヒンタダ地区に駐在しているエンジニアスタッフ2名を、実家に帰宅させることを許可。帰宅ルートや方法等、安全確保の情報収集をおこない、リモート勤務の方法等を計画する。
▼3月23日
ヤンゴンのスタッフ一名をヒンタダ事務所に緊急処置として駐在させる。
▼3月24日
市民による沈黙の抗議が実施される。
▼3月27日
国軍祈念日が開催される。死者数が2月1日以降最大となる。
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2021/03/30