長沼事務所の設立【日本/長野】
4月15日、令和元年東日本台風 被災地である長野市長沼地区 において、復興まちづくりへの協力体制を強化すべく、現地事務所を構えました。
被災から間もない頃、長沼地区で拝聴した「このまちが無くなってしまうかもしれない」という住民の方々の不安の声。被災から一年半が経過し、個人・まちとしても、様々な選択や計画を迫られる今だからこそ、お一人お一人の声に耳を傾け、集めていく活動が求められる段階に入っています。
昨年度よりSEEDS Asiaは、長沼地区復興対策企画委員会へのタブレット端末の提供を含む通信環境の整備と共に、過去の災害事例から学ぶ「これからのまちを考える復興リレー講座」を専門家の皆様にご協力頂きながらオンラインで実施して参りました。リモートの可能性と同時にその限界を感じた一年でもあり、現地拠点を構えることと致しました。
早速、地元の地域団体の皆様、長沼自治協議会会長、復興対策企画委員会委員長、長野県・市社会福祉協議会の皆様、長野市復興局、長沼支所長他、関係者の方々に拠点設立のご挨拶を申し上げました。皆様との連携の下、「魅力ある長沼 ここで生きていく」という長沼地区のスローガンを具現化する一助になれるよう、耳を傾け、見える化しながら必要な場所に声と情報を届けるチャネルを創出し、相談を重ねて参ります。
引き続き皆様のご指導・ご支援・ご協力をお願い申し上げます。
尚、関係職員は昨年度に団体が設定した新型コロナ対策方針に基づき、PCR検査にて陰性確認後の移動、本部事務所ではリモート/交代事務所勤務、普段の感染防止策を徹底し事業を実施しています。
Tags:
2021/05/06