鳥羽小学校への講師派遣【日本/未災地支援】
1月7日、SEEDS Asiaのテクニカルアドバイザーである岸田蘭子氏と事務局長の大津山光子が、三重県の鳥羽市立鳥羽小学校を訪問し、講師として鳥羽小学校校内特設研修会に参加しました。
岸田氏は、昨年度末まで京都市高倉小学校の校長を務められており、SEEDS Asiaのインドやミャンマー案件でも現地訪問や研修の受け入れ等、2016年から継続的にご協力を頂いております。
京都市立高倉小学校は、約150年前に町衆によって創設された「番組小学校」の系譜を背景として、全国の中でも先駆けて地域による学校運営協議会を展開してきた学校です。
岸田氏は、地域拠点としての学校運営に関わる豊かなノウハウと共に、カリキュラム・マネジメントの研究・著作の実績をお持ちです。2020年度からはSEEDS Asiaのテクニカル・アドバイザーを務められ、今回は鳥羽小学校のご希望に応じ、「カリキュラム・マネジメントをすすめるにあたって」をタイトルに講義を行って頂きました。
参加した先生からは、「学校経営のグランドデザイン、年度末に作成する各学年の年間指導計画、めざす子どもの姿を意識したカリキュラムマネジメント、そして‟つながり人材マップ“を作成してあれば、職員のだれもが年度初めにスムーズに教育活動に取り組むことができると感じました。それは、個の力に頼ることなく、また一から作り上げなくてはならないものではなく、共通理解に基づいて全員で作成したものであるため、学校で「持続可能な教育」を進めていくことができるツールになると思いました。」等、多数のご感想を頂いています。
SEEDS Asiaは、防災教育を持続可能な開発のための教育(ESD)の一部とするアプローチを通じ、国内外の複雑で激甚化するリスクに対応し、持続可能な開発を担う人材育成を応援・支援を展開しています。東南海・南海トラフ地震が迫る中、学校が一丸となって効果的な防災教育と防災管理を行えるよう、単発の授業、コンテンツの提供に留まらない、包括的な学校防災を支援を続けます。