アジアの災害記録と記憶:阪神・淡路大震災
阪神淡路大震災から26年を迎えました。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り致しますと共に、今日の日を思い出す全ての方々に安寧が共にありますよう、心より祈念申し上げます。
SEEDS Asiaは、この阪神淡路大震災を機として、災害に負けない人づくり・まちづくりに向けた取り組みを国内外で展開して参りました。一方で、私たちの小さな取り組みは、激甚化・頻発化する災害を前に、不十分であることを突き付けられる事態が世界中で発生しています。
つい2日前にも、インドネシアのスラウェシ島でM.6.2の地震が発生しました。今でも救出作業が続いており、一人でも多くの方々の命が救われることを強く願わざるを得ません。
現在、コロナ禍で「○○できない」という事態が増えていますが、「遠くで暮らすまだ知らない、どこかに住む誰か」が、この瞬間に命を失い、大切な人やまちを失い、希望を失いそうになっていることを、災害を経験した私たちが想像できない事態になってはならないと思います。
26年前、この神戸のまちは火と煙と瓦礫に覆われました。国内外の「知らない誰か」が、神戸の「知らない誰か」の恐怖や困難に寄り添い、神戸の人やまちは未来への歩みを進めることができました。1月17日は、目の前の大切な人と共に、どこかで暮らす誰かの安全や幸せを願う、そんな日になったらいいな、と思います。
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2021/02/18