現地活動レポート5月22日【ネパール】
カトマンズからの報告です。
5月22日、物資配布に向けた協議と学校の状況調査のため、対象地のシンズリ郡・ジャンガジョリ村を訪問しました。この村は家屋のほぼ全てが損壊・全壊被害を受けており、村内にある全13校が被災。内、6校が全壊状態にあり、全ての学校で授業が再開できる状態になく、村の奥地の学校に赴任していた先生も実家に帰ってしまうケースが多いようです。
村を歩いているときに出逢った子どものお母さん。
長年貯めたお金を担保に、お金を借りて、新築完成間近だった家が半壊。余震が怖くて住むことができず、少し離れた田んぼに雨風をしのぐ竹のシェルターを作り過ごしています。「今はローンだけが残り、三人の子どもをどうやって学校に行かせ、育てていくかが不安。新しい家で暮らすことが楽しみでしたが、まさかこんなことになるなんて想像もできなかた。次に家を建てることができるのは、この子どもたちが大きくなってからになってしまいそう…」。
安全への渇望と、将来の不安が被災者を襲い続けています。彼らが自立して生きていくために、私たちにできることは一体何か。被災者の声に耳を傾けながら、これからも模索し続けます。みなさま、どうかお力添えください。
<ご寄付のお願い>
SEEDS Asiaは、以下のCANPAN決済サイトにて「ネパール地震緊急支援専用寄付」を受け付ています。現地で不足するテントや緊急物資を配布します。
http://kessai.canpan.info/org/seedsasia/donation/100920/
皆様方の温かいご支援をどうぞ宜しくお願い致します。
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2015/05/26