コミュニティワーキンググループによるTrainig of Tnainer 【ベトナム】
2014年10月6日、タムキー市におけるクアンナム省農業農村開発局(DARD)とSEEDS Asia の協働により、青年団・婦人会、水害対策局及び6つのモデル地域の代表からなるコミュニティワーキンググループ(CWG)によるTrainig of Tnainer(TOT)を実施しました。今後、2015年にかけて、「キッズクラブ」や「家庭防災」といったコミュニティ防災を実施するための最初のステップです。オープニングにおける基調講演の中で、クアンナム省教育訓練局初等教育課長補佐は、以下のように述べられました。
「訓練の中で習得した知識により、皆様方がクアンナム省の中核的地域におけるコミュニティ防災の推進力となり、地方当局や住民の意識を喚起し、効果的なコミュニティ防災活動のモデルとして、災害による被害を軽減し、持続可能な発展の実現に向けて貢献することに期待する。」
5日間のうち最初の2日間は、郡レベルのスタッフメンバーによるTOTでした。
トレーナーと受講者の交流
「緊急避難袋作り」の授業―トレーナーと受講者の交流
松本恵理子氏による5種類の災害模型の紹介
朝のタウンウォッチング
昼休みも時間をかけて施策案の準備・・・
その後も、受講者にとって有益な防災訓練や応急処置、被災者の話などを実施。特に、文化遺産保全のためのホイアンセンターに現在勤務している副センター長Pham Phu Ngoc氏は、東京大学時代の実体験を講演されました。
「東京では、大学でオリエンテーションやフォローアップトレーニングを受けていたので、地震発生時は怖くなかった。日本の人々は、特に2011年の大震災以降、地震や津波への防災における知識やスキルの大切さを痛感している。このようなトレーニングは、コミュニティから災害を防ぎ、災害と共生することに有益である。」
5日間のワークショップは、来年度に向けた6郡によるアクションプランの作成により無事終了しました。
ホイアン市によるプレゼンテーション
そして、タムキー市
クアンナム省農業農村開発局副局長Võ Văn Điềm氏による閉会のあいさつとアクションプランのプレゼンテーション後の実施への指示