【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

カフェって一体何なの? vol.3

Xin chao! 皆さん、カフェ、というと、何を想像しますか? おしゃれな音楽を聞きながらコーヒーを飲んで、ゆっくり時間が流れるところ。朝とか昼下がりに寄るとこ。デートスポット。などなど。
しかし、それではベトナムで通用しません。 百聞は一見に如かず。まずは、いくつか写真を見ていただきましょう。
職場前のカフェ。1杯30円!
ベトナム特有の低い椅子とテーブルは違うけど、これは分かる。
・・・ん?
ホテルの横のカフェ。目がちかちかする
うおー!
カフェは朝だけでなく、夜も結構遅い時間まで、かなりの賑わいを見せます。夜のカフェは「落ち着いた」、「静かな」といった形容詞はあまり当てはまらず、声がかき消されるうるさいポップミュージックと、なぜか必ず洋画が流れています。 まるでカジノ。 大体は若者やおじさん、おばさんがガヤガヤ話しながらコーヒーを飲む、トレンディーな場所。遅くまでがやがやコーヒーを飲んでる姿を見ると、ベトナム人のバイタリティ、というか、活気のようなものを感じます。
もちろん、朝もカフェは早い時間から若者、おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんと、みんなの集い場。新聞を広げるおじいさん、ひとりでぼおーっとしてる若者、穏やかに話しているおじちゃんたち、と比較的ゆったりしていて、夜とはまた違う光景が見られます。
若者に人気のちかちか光るお店もカフェ、朝、路上に低いイスとテーブルを並べ、おっちゃんがコーヒーを囲んで雑談するところもカフェ。カフェ=ベトナム人の喜怒哀楽が繰り広げられる、生活の一部なのかな。ところで、ベトナムでは『ベトナムコーヒー』といって、これまた普通のコーヒーとは一風変わったものを飲みます。現地の人はカーフェーと呼んでいますが、ドリップ式のコーヒーで、エスプレッソをさらに濃くしたような、しぶーい味。ただ、グラスの下にコンデンスミルクの層があって、それと混ぜて飲むので渋さと甘さが良い感じにコラボレート、コーヒーキャンディをなめてるような、とにかく濃厚な味です。ここでコーヒーといえば、99%このコーヒーを意味します。

その濃さゆえに、コーヒーの出され方がこれまた面白い!!お口直しの意味もあって、必ずお茶(ジャスミンかな?)とコーヒーがワンセットで出されます。
どこのどんなカフェでも、ベトナム人が飲んでるのは決まってこのセット。ちなみに、私のこだわりは、コンデンスミルクを少なくしてもらった、ちょっと苦めのもの。
土生さんはいつも丹念に混ぜる。私はてきとー。
と、自分なりにいろいろcafe分析してみたわけですが、最後に、ベトナム人の現地スタッフ、ハイさんのお言葉を。『Haiさん、ベトナム人にとってのカフェって、どんな場所ですか?』 “Cafe is…. just cafe.” ただのカフェ。ふむふむ。あまりめげずに、これからも大胆にベトナムを観察していきたいと思います!
また、お仕事の様子もお伝えしていきますので、お楽しみに! ヘンガップライ!*私のインターン先のSEEDS Asiaについても、是非ぜひHP https://www.seedsasia.org/ を通じて学んでいってください^^

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2010/08/19

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