【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

サンドバッグ (Vol. 18)

みなさま、ご無沙汰しております! こちらは雨季に入り、だんだん寒くなってきました。まさに、洪水や台風の時期に突入です。

さて、みなさんはサンドバッグ(土嚢:どのう)についてご存じですか?

結び目を下にしておくのがコツ!

 

並べ方も重要です。朽ちて草が・・・

使い方は色々ありますが、ベトナムでの一般的な使用法は屋根が吹き飛ばされないように、錘として置いたり、水が部屋の中に入ってこないように玄関(ドア)の前に積み上げたりします、また川の水があふれないように土のうを積み上げ堤防を作ったりします。

屋根の上に(Googleより)
堤防の補強に(Googleより)

先月行われた学校の防災授業で、「土嚢作り(Sand bag making)」というプログラムを取り上げることになりました。「土嚢作り」とは、土嚢の作り方、土嚢の適切な置き方と、災害に対する効能を学ぶためのプログラムです。私たちはこのプログラムを通して生徒たちに「知識と実践力」を付けてもらいたいと考えました。

そこで、登場したのが、サンドバッグおじさん。(推定年齢78歳)

袋の締め方を教えるサンドバッグおじさん

彼は30年以上の土嚢作りの経験を持つ、ベテランです。早速私たちは彼に連絡をとり、ぜひ、力を貸してほしいとお願いしました。
サンドバッグおじさんにより、土嚢を作る際に紐の結び方、土嚢の積み方、並べ方と順番、耐久性、など、みんな知っているようで知らない“コツ”を伝授していただきました。また、効率的な使い方、なども教えてもらいました。考えなえればならないのは、その国その国や、地域によって、使い方もさまざまです。台風や洪水の多いこちらの地域に見合った方法を考えなければなりません。

そして、今回頂いたサンドバッグおじさんの知恵をどう生かしたらいいのか・・・ベトナムの子供達に伝えていけるように、私たちと学校の先生と相談し、先日小中学校で授業が行われました。

その授業の様子は次回のお楽しみに!

シーズのウェブサイトはこちら↓です。
https://www.seedsasia.org/

活動写真はこちら↓
http://picasaweb.google.com/100099418022982072501

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2010/11/04

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