地域(H)での防災ワークショップ
こんにちは。2月も終わり、ベトナムの今回のプロジェクトの活動も終了することになります。2月22日に開催された最終ワークショップの様子も次回報告いたします。
今回は、1月に行われたHoa Cuong Bac (地域(H))での防災活動の報告です。
まず、「災害に備えてどのようなことを準備しておけばいいのか」
という講義に加え、
「台風や洪水に対して耐久性のある家の作り」
を家の模型を用いて説明されました。
建築専門家 |
家の模型 |
男性が多かったせいか、皆さん真剣に耳を傾け、家の守り方について学んでいました。
真剣に耳を傾ける参加者 |
次に、防災マップ作りでは、
住民たちで洪水の影響を受けやすい場所、
「排水システムなどの問題点」などに加え、
「緊急時の連絡方法」について話し合われました。
グループに別れ議論 |
もともと緊急時の連絡方法が確立していなかったので、
とてもよい機会になったと思います。
また、例えば
「停電時などはスピーカーを用いて情報伝達する」
「責任者は24時間いつでも対応できるようにする」
など、具体的な提案もでてきました。
前回の防災計画作りのときは、地域(H)の住民はみなさん、
何を話していいのか戸惑っていましたが、
今回は本当に活発に、そして積極的に話し合っていました。
そんな姿を見て、こちらも嬉しくなりました。
活発に議論する参加者 |
また、応急処置のトレーニングでは、
参加者全員がとても真剣に、集中していました。
応急処置トレーニング |
こちらの住民は応急処置のトレーニングが
初めての人が多かったようですが、
今までの私たちの活動の中で、
このときほど集中している様子のときはなかったです。
後ろのほうの席の人たちは、
長時間立ち見の人までいましたから・・・
応急処置トレーニングで長時間集中する参加者 |
こちらの地域(H)の人民委員会の代表の方は、
最初はそれほど乗り気ではない様子でしたが、
このワークショップ終了時には
「とても楽しかった!」と、
なんとハグしてくれました(笑)!
(残念ながら写真はありません)
最後に、SEEDSからの挨拶で、
「私たちのプロジェクトの中で、今回が最後の活動となりました。
皆さん、前回とは比べ物にならないほど集中して、
和気あいあいと参加していただき、本当にありがとうございました。
最後の活動がこちらの皆さんとできて、本当にうれしいです!!」
と言った瞬間、皆さんすごい勢いで拍手してくれました。
ローカルスタッフが
「この挨拶をしたとき、みんな本当に嬉しそうにしていた」
と言っていたのが印象に残りました。
台風や洪水の季節が来る前に今回の活動で学んだことが実践されるよう
引き続き活動ができればと思います。
さて、次回は最終ワークショップの様子をご紹介します。
シーズのウェブサイトはこちら↓です。
https://www.seedsasia.org/