南あわじ市立沼島小・中学校合同 まちづくりワークショップの実施
3月18日、南あわじ市立沼島小・中学校を訪問し、児童・生徒を対象とする、「まちづくりワークショップ:災害時に、みんなの想い・声はどのように役に立つのだろう?」を実施する機会をいただきました。
このワークショップのきっかけは、2月1日に開催された「アクサユネスコ防災・減災フォーラム」で、沼島中学校の河野先生と出会ったことがきっかけです(予てより訪問したい!と考えていた学校だったので、ご縁に感謝です)。
沼島(ぬしま)は、紀伊水道に浮かぶ兵庫県淡路島のさらなる離島です。
南海トラフ地震による被害が懸念されている地域であり、学校では 校長先生や管理職の先生方をはじめ、EARTH員でもある河野先生 が積極的に学校防災を推進されています。また、沼島は 国生み神話ゆかりの地 であり、最高級のハモの産地 としても有名です。
当日の午前中には、中学生が島を案内してくださり、学校から数分先の海岸から見える上立神岩(かみたてがみいわ) を訪問し、海について・ハモについて教えてくれました。また、880年に建立された神宮寺 の庭園を拝見しながら島や寺の歴史について学ぶ貴重な体験もありました。
また、小規模特認校ならではの特色ある教育が実施されている沼島小・中学校では、全国から集まる生徒たちが地域と深く関わりながら学んでいます。その様子が垣間見えたのが、島唯一のカフェのオーナーさんが「一度みなさんをお招きしてご馳走したい!」と申し出ておられたシーンです。さらに、地域の行事であるだんじり祭りのことや地域の方々から学んだ消防器具の説明をしてくれるなど、子どもたちが地域の一員として愛され、活躍していることを実感しました。
一緒に沼島小中の名物ランチ「手作りサンドウィッチ」を楽しんだ後、午後のワークショップでは、小学5年生から中学2年生までの縦割り班 で活動を行いました。学年を超えて子どもたちが活発に意見を交わし、たくさんのアイディアを分かち合う姿に、「これからの防災やまちの担い手として活躍してくれること間違いなし!」と確信を得た時間となりました。
ぜひ、今後も一緒に活動できればと願っています。
ワークショップの内容については、沼島中学校の校長先生が早速、記事を掲載してくださいましたので、ぜひ 同校のホームページ をご覧ください。
https://www.aw-ansin.net/8225/article/detail/436456
改めて沼島小中学校の先生方、参加いただいた児童・生徒のみなさんに感謝を申し上げます。