フィリピン教育省ボホール地区事務所への2024年事業実施報告
フェイ・ルアレス事務所長代理からはこれらのSEEDS Asiaの活動に対し、「ボホールだけではなく、中央ビサヤ地方全体をサポートしている活動だと感じている」という言葉をいただきました。さらに、、SEEDS Asiaの先行事業「セブ州における学校と地域の連携による防災教育の技術移転事業」の本邦研修に参加した経験にも触れられ、日本での防災教育授業の見学や災害の語り継ぎに関する施設を訪問したことが、防災の重要性を改めて認識する契機となられたようでした。
また、これらの事業を通じて得られた実践事例を、今後もボホールをはじめ中央ビサヤ地方で積み重ねることが、フィリピン全体の災害に対するレジリエンス向上につながると強調されていました。
SEEDS Asiaが2024年ボホールにて活動した内容は、以下のとおりです。
★JICA草の根技術協力事業「中部ビサヤ地方における学校防災強化推進事業」(兵庫県教育委員会との共同事業)
(1) イナバンガ町の学校教職員に学校防災に関する研修の実施 (EARTH員の派遣)
(2) 研修後モニタリング
★気象文化創造センター(WNI)助成事業「若者主導の気象観測を通じた防災と気象教育の促進による異常気象への対処能力向上事業」
(1) 自動気象観測機器Vantage Pro 2とその機器を保護するためのフェンス設置
(2) 常葉大学山根悠介教授・SEEDSによる特別気象観測ワークショップの実施
★「フィリピンと日本の高校生の交流を通じた防災分野の若手人材交流・育成事業」(東京倶楽部様や皆さまからいただいた寄付により実施)
(1) 姫路商業高校とイナバンガ北中央校の高校生のオンライン交流
(2) 日本・フィリピン高校生による気候変動と防災フォーラムの開催
2025年も精一杯取り組んでまいります!
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2025/01/23