インドのお友達と一緒にこれからの川・まち・人を考えよう! My Hometown 日印子ども会合 準備ワークショップの開催【日本×インド】
来る11月20日、SEEDS Asiaは京都南ロータリークラブおよび京都市教育委員会のご協力により、「My Hometown 日印子ども会合」を実施する予定です。この会合は、ちょうど10年前の2014年に京都市とインドのバラナシ市の間で、「パートナーシティへの提携意向書」が取り交わされたことに端を発し、コロナ禍で中断していた市民間の交流を再開するものとして実施します。
仏教の観点など、つながりの深い京都市とバラナシ市。今回の子どもたちの交流テーマは「川」です。そこで、京都市からは、鴨川を挟んで両隣にある京都市立京極小学校と京都市立養正小学校の6年生のみなさんに参加いただく予定で準備を進めています。
7月10日と7月19日に京極小学校と養正小学校を訪問し、インドについての出前授業をおこなった後、「私の好きな鴨川」のイラストを描くワークショップを行いました。
出前授業では、SEEDS Asiaのテクニカルアドバイザーである岸田蘭子先生(滋賀大学大学院特任教授)からの挨拶に始まり、SEEDS Asiaの事務局長大津山よりインドと気候変動について学ぶクイズを実施し、最後に「鴨川の好きなこと」についてのアイディアを、イラストと裏には文字で描いてもらいました。
子どもたちから集まった「鴨川の好きなこと」のアイディアは、イラストレーターを通じて、鴨川の景色を描いたエコバッグのデザインとなる予定です。エコバッグのもう片面には、インドの子どもたちが描いた「ガンジス河の好きなこと」がデザインされる予定で、インドからはガンジス河沿いにあるバラナシ市の子ども(過去の事業でクライメートスクールとして認定されている2校から)が参加します。
さて、インドのことや気候変動のこと、そして身近な川について考えた子どもたちは、一体どんなことを感じてくれたでしょうか。子どもたちの感想を一部ですが紹介します。
- 「インドのことがたくさん知れたし、私たちの鴨川のことも知ってほしいと思いました!! 鴨川でぜひ遊んでほしいと思いました。ほかにもインドのことが気になりました!! そして、インドに行ってみたいと思いました!」【京極小】
- 「京都がすごく環境を考えていることが分かりました。私も環境についてもっと知りたくなりました。」【京極小】
- 「遠いインドや、地球温暖化について知れてよかったです。交流するときは、インドのガンジス川と京都にある鴨川について話し合い、環境について考えていきたいです。」【京極小】
- 「インドのあいさつについて知れたし、環境問題についても考えられたので良かったです。11月の交流で、ガンジス川についてもっと知りたいし、楽しみです。」【養正小】
- 「インドと、日本のつながりについて知りました。結構、日本とのつながりが深いと感じました。クイズで、いろいろな知識を得ることができたし、面白かったし、楽しかったです。インドとの交流、わくわくしてきました。挨拶も、知ることができてよかったです。【養正小】
- 「今日は授業していただきありがとうございました。京都はインドといろいろなかかわりがあることを知れたし、11月までにインドで使われている言語や、インドの文化について知りたいと思えました。インドと交流するのが楽しみです!!」【養正小】
インドと京都のつながりをクイズで学び、インドへの関心を高めたコメントや、自分たちのまちを再発見できたこと、環境への意識が高まった声が多く寄せられました。そして、11月の交流を楽しみにしている声も多く寄せられ、準備する側もますますワクワクしています!
改めて本イベント実施にあたり、ご調整・ご視察を含め、ご協力をいただいております京都南ロータリークラブ様、京都市教育委員会、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
ちょっと一息、のコーナー
今朝学校に向かう際に鴨川を渡った時の景色です。