サイクロン・ナルギスから16年・甲南女子大学での講義
2024年5月2日、甲南女子大学(神戸市東灘区)のNGO/NPO論の授業において、大津山光子事務局長がゲストティーチャーとして登壇しました。この講義は、認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸・山村弘美先生の招へいによるもので、今年で5年目となりました。
今日5月2日は、巨大サイクロン「ナルギス」がミャンマーに襲来して16年を迎えた日でもあります。この災害により、少なくとも138,366人もの命が奪われました。
講義では、この甚大な被害を生み出したミャンマーの社会的背景に触れ、SEEDS Asiaが課題の解決に向けてどのような支援をおこなってきたのか、また、クーデター後の多様なリスクの中で、国内外で避難を余儀なくされている子どもたちの現況についてもお話ししました。
講義の中では「日本で自分たちが受けている『公助』にはどのようなものがあるか?」について、オンライン上で各自の意見・コメントを可視化していきました。こうした公助が一切無い、あるいは殆ど機能していない国の状況について、思いを巡らせると共に、NPOやNGOの役割の重要性が伝わっているとよいなぁと思っています。
今回は海外での活動を、というご依頼だったので国内の課題については触れませんでしたが、国内における防災や災害対応、復旧に係る「公助」の課題も山積しています。今回の講義が、身の回りのこと、国内のことを考えていくきっかけにもなっていれば幸いです。
毎度貴重な機会をいただいております認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸・山村弘美先生に改めて感謝申し上げます。
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2024/05/02