学校防災トレーナー育成&学校向け防災研修プログラム開発 始動!【フィリピン】
SEEDS Asiaは、2023年9月17日から20日まで、教育省第7地方事務所と共同で学校防災トレーナーの養成と学校防災研修プログラムの開発に取り組みました。この4日間の活動は、JICAの草の根技術協力事業「中部ビサヤ地方における学校防災強化推進事業」の一環として行われました。
この4日間のプログラムは主に2つのパートに分かれており、第1部(9月17日から18日まで)では、トレーナーのオリエンテーションと学校防災研修プログラムの開発に関する会議が行われ、第2部(9月19日から20日まで)では、教育省第7地方事務所とカンラオン市地区事務所向けのコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)策定トレーニング・ワークショップが行われました。
第1部では、初めて学校防災タスクフォースとトレーナーが対面し、トレーナーが目指すゴールや個人目標について共有しました。その後、学校向けの防災研修プログラムについて討議が行われました。SEEDS Asiaが実施していた中部ビサヤ地方内の学校を対象にしたニーズ調査結果を共有し、その結果を基に、学校の防災教育実施における弱点を分析し、それに対処するための研修トピックについて協議がおこなわれました。
第2部では、トレーナーたちのスキル向上の一環として、コンティンジェンシープラン策定トレーニング・ワークショップが行われ、トレーナーにファシリテーションをしてもらう実践研修が行われました。教育省第7地方事務所は、すべての教員向け研修においてトレーナーに高度なファシリテーション技術を要求しています。そこで、ファシリテーション技術向上のため、トレーニングの練習や本番後に、トレーナーたちは学校防災タスクフォースからフィードバックを受け、その技術を磨いています。