鳥羽市立鳥羽小学校への講師派遣【日本/鳥羽】
令和5年2月8日(水)、鳥羽市立鳥羽小学校の冬季校内研修会が開催され、SEEDS Asiaのテクニカルアドバイザーとしてご協力頂いている岸田蘭子先生(滋賀大学 特任教授)と、事務局長の大津山光子が講師として参加しました。
鳥羽市立鳥羽小学校は、「鳥羽っ子学習 ―命をつなぐ子 鳥羽をつなぐ子―」をテーマとしたESD(持続可能な開発のための教育)カリキュラムを、教科横断型・全校(whole school)で展開しています。
今回の研修では、「来年度に向けて、年度末までに何をすべきか」を明確にすることが目標となっていました。そこで、岸田先生からは「持続可能なカリキュラムの構築―パールカリキュラムが作る鳥羽の未来―」と題し、主にカリキュラム評価の在り方について講義が行われました。
また、事務局長の大津山からは、「経験学習モデルをカリマネに活かす―よりよい次の一年のために―」というタイトルの下、計画の振り返りと共有された課題の改善に向けた、具体的なツールや手法を紹介しました。
鳥羽は、市全域が伊勢志摩国立公園という風光明媚な自然資源が際立つまちでもあり、御木本(ミキモト)幸吉が世界初の真珠養殖に成功した歴史を持つまちです。
そして、そこには向上心旺盛な先生方と子どもたち、そしてあたたかく見守る地域の方々がいるまちです。
この内外の力や資源を結集し、これからもますます充実した鳥羽っ子学習が展開され、大好きなまちを守る鳥羽っ子が輩出されていくことを、強く願って止みません。
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※鳥羽市立鳥羽小学校への講師派遣は、理事の及川幸彦氏(奈良教育大学 准教授)と鳥羽市教育委員会の連携関係を基盤として、2018年度にお声がけ頂いたことがきっかけです。以来、SEEDS AsiaはESDを軸とする防災教育の推進に向けた歩みを応援してきました。